パリ・ブレスト

リングシューにアーモンド風味のカスタードクリーム
パリ・ブレストは、リング型のシュー生地を真横に切り分けて、上下の間にクリームを挟んだものです。
最近は日本でもよく見かけるようになりましたが、クリームにプラリネ(アーモンドに砂糖を加えてすりつぶしてペースト状にしたもの)が入っているのが本場の味です。
このクリームがどっしりとしてコクのあるものなので、ヴァンドールではシューのリングの中にもうひとつのシューをひそませて、味のバランスを取っています。
お菓子の名前に含まれている「ブレスト」は、フランスはブルターニュ地方にある街の名前です。
「パリ・ブレスト」という名前の由来は、パリとブレストを結ぶ列車の中でデザートして作られたとか、パリとブレスト間で行われる自転車レースにちなんでタイヤ型のお菓子を売り出したとか、色々な説があるようです。
19世紀に生まれた比較的新しいお菓子です。


- ←前の記事
- ブルーチーズの溶岩タルト
- 次の記事→
- 朝ごはん大公開!
関連記事
-

-
松の実のタルト
松の実をちりばめたプロヴァンスの名物タルト 南フランスではナッツ類が豊富に採れるので、それを使ったお菓子がたくさんあります。松の実のタルトもその一つ。 タルト生地にはアーモンドパウダーを練り込み、そこにカスタードクリーム >続きを読む
-

-
ピティヴィエ・グラッセ
フォンダンに包まれたなめらかでしっとりのパウンドケーキ フランス中央部のピティヴィエ地方に伝わる、パウンドケーキです。アーモンドパウダーを加えたケーキに、真っ白なフォンダン(砂糖を溶かしたもの)をかけ、チェリーやナッツな >続きを読む
-

-
マカロン・ダミアン
アーモンドのコクをいただくフランス北東部のマカロン 日本でもフランス菓子といえば、すっかり定番となったのがマカロン。日本でよく見かけるのは表面をスベスベに焼き上げた、マカロン・パリジャンです。実はフランスには、これ以外に >続きを読む
-

-
スペイン風クッキー
小麦粉とバターを使わないヘルシークッキー このクッキーは、スペインの修道院に代々伝わっているものです。一口かじってみると、むちっとした不思議な食感。これがクッキー? と感じてしまうような他にない味わいは、アーモンドパウダ >続きを読む
-

-
ホールケーキ4種・4ピースセット
一度は食べていただきたい!ホールケーキを集めたイチおしセット ヴァンドール自慢のホールケーキを4種1ピースずつ集めた、一度はお試しいただきたいケーキセット。 「ホールケーキを試してみたい」「いろいろな味を少しずつ楽しみた >続きを読む
-

-
ポン・ヌフ
タルト生地とシュー生地を一度に味わえるパリ名菓 ポン・ヌフは、パリの有名なお菓子です。タルト生地の中に、シュー生地とカスタードクリームを1:1で合わせたものを絞って、焼き上げます。つまり、タルト生地とシュー >続きを読む
-

-
コンヴェルサシオン
会話を弾ませるフランスの焼き菓子 「コンヴェルサシオン」という名前は、フランス語で会話という意味です。このお菓子が誕生した18世紀の人気小説「エミリーの会話」から、名前を拝借したといわれています。 コンヴェルサシオンは、 >続きを読む
-

-
ガレット・ブルトンヌ
有塩バターたっぷりの風味が効いたサブレ 「ガレット・ブルトンヌ」は、フランス西部のブルターニュ地方で作られるお菓子です。大西洋に面したこの地域は、良質な塩の産地です。ミネラルをたくさん含んだ「ゲランド塩」は >続きを読む
-

-
テュイル・アマンド
ザクザクとコクのあるアーモンド煎餅 「テュイル」は、フランス語で「瓦」の意味です。薄くて甘くてパリパリとした食感のお菓子。いわば、フランス風煎餅ですね。テュイルには、取材料を変えて、様々なバリエーションがあります。 ヴァ >続きを読む
-

-
パインのブリオッシュ
リッチなブリオッシュにパイナップル風味のカスタードクリーム ブリオッシュは、フランンスの菓子パンの一種です。普通のパンとの違いは、小麦粉をこねる時に水の代わりに牛乳を使うこと。またパンなので、ケーキとは違い、イースト菌を >続きを読む



