ガレット・ブルトンヌ

有塩バターたっぷりの風味が効いたサブレ
「ガレット・ブルトンヌ」は、フランス西部のブルターニュ地方で作られるお菓子です。
大西洋に面したこの地域は、良質な塩の産地です。ミネラルをたくさん含んだ「ゲランド塩」は、特に有名です。
フランス菓子のほとんどは無塩のバターを使うのですが、ブルターニュでは塩を加えた有塩バターを使います。
これにより、普通のお菓子よりもあまじょっぱい風味になります。
また有塩バターは長時間焼くことで風味が増すので、しっかりと焼き色をつけています。
ガレット・ブルトンヌは、フルーツの砂糖漬けを加えることも多いです。
ヴァンドールでは、有塩バターの風味を活かすために、甘すぎないリキュール漬けのレーズンをチョイスしました。
伝統的にはお祝い事に焼かれるお菓子でしたが、クッキーやサブレが工場で作られる時代になると、全国的に有名なお菓子となりました。
ヴァンドールでは一口サイズのものにしていますが、20~30cmと大きく作り、切り分けて食べることもあります。




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